食パンて、実は別パンもありました。
食パンの「食」は、
食べるものなのに、なんで「食」なんてつけるのでしょうか?
これって不思議じゃないですか?
じつは、別パンもあったんです。
別パンというのは、食べないパンですね。
諸説ありますが、
食パンはまさしく食べるパンだったのです。
食べるパンなので「食」パン。
はい。
ってことは、食べないパンもあるの?ってことですけど。
実は、
食べないパンもあります。
昔は、消しゴムの代わりにパンが使われていたんです。
以前、キャンバスに木炭で書いたものを、パンを使って消していました。
木炭というのは、デッサンでよく使われていますね。
油絵の、下書きです。
その木炭で書かれたデッサン画を、パンで消していたんです。
消しゴムが発明される前、パンで消していました。
まさに、別パンです。
別パンという言葉はありませんが・・・・。
パンが食べる以外に、消しゴム代わりに使われていた。
なので、そのパンと区別するために
「食パン」
という風に名付けられたんです。
食パンという、身近な存在もけっこうわからないことって、あるものですね。
食パンの表面が茶色い理由は、2つの反応でした。
あなたは、なんでパンの耳や表面が茶色いか知ってますか?
パンの耳って、中身と色と風味が違いますよね。
あれ、
なんでだと思いますか?
パンの表面が茶色いのは、そういうものだからでしょ?
という、
身も蓋もない感想を言われるかもしれません。
ですが、
パンの耳が茶色いのにはしっかりとした秘密がありました。
それは2つの反応です。
一つは、焼いているあいだに糖と小麦粉や副原料に含まれるアミノ酸が反応して茶色く変色する「メイラード反応」
一つは、パンを焼くときに、発酵によって小麦粉のデンプンから生まれた糖や、副原料として添加された糖類が熱せられてカラメルができる「カラメル反応」
引用:山崎製パン
そうなんですね。
2つの反応だったんです。
確かにちょっと、カラメルっぽい風味になってる気がします。
ほんの僅か、カラメル臭がしますよね。
表面は、加熱されるので茶色くなるんです。
でも、だとすれば中身が白いのが不思議。
加熱されていないからかもしれないけど。
トーストで加熱しても、あんな感じの茶色にはならない。
生地から、加熱しないとあの茶色さはでないのかもしれないけど・・・。
食パンと言っても、奥が深いですよね。
あなたは食パン好きですか?